「テクノカラー」 デジタルス
「テクノカラー」 (1996 G.H.C)
デジタルス

<members>
モリヤヴィッチ.T:vocal・synthesizer & computer programming
サルバドール大塚:vocal・synthesizer & computer programming
マユミ:vocal
1.「シリコンラヴ」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
2.「テクノカラー」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
3.「インターフェイス」 詞・曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
4.「ロックン・ロボール」 詞:Foo Hayato 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
5.「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」
詞:堀内敬三 曲:Rudolf Friml 編:デジタルス
6.「クール・バトルス」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
7.「ホーチミン・ピープル」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
8.「ドゥドゥドゥデダーダーダー」
詞:Sting(訳詞:湯川れい子) 曲:Sting・TRIO 編:デジタルス
9.「デジタルス賛歌」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
10.「ロボットツイスト」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
11.「気まぐれマシーン」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
12.「ファンタジーラボ」 曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
13.「電気掃除機」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
14.「DADA」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
15.「コミュニケーション」 詞・曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
16.「テクノポップ・ドリームス」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
produced by モリヤヴィッチ.T
engineered by デジタルス
●恐ろしいまでのテクノポップパロディ!北海道で培われたアマチュアテクノ精神の権化的問題作
70年代末から急速に広まったテクノポップというジャンルは非常に多くの子供達に影響を与えたわけで、90年代に入るとフォロワーが数少ないながらも芽を出してきました。しかし時代はデトロイトテクノに端を発するクラブ系のTECHNOが急速に勢力を伸ばしていた時代だったので、純粋なテクノポップフォロワー達は時代遅れの音として辛酸を舐めていたのです。そのような時代にも北海道オホーツク地方でテクノポップのパロディにいそしんでいる特異なグループが存在しました。それが本作をリリースしたデジタルスです。当時は渋谷dp-1でのカセット販売でリリースされた音源でしか耳にすることができませんでしたが、そのわかりやすいがコミカルなセンスを感じさせるKraftwerkやDEVO等のパロディソングの数々は至ってホームメイドではあるものの、親しみやすい作品でした。当時活発にカセットリリースを繰り返し、「デ・ジ・タ・ル」「セラミックス」「ホップ・ステップ・テクノポップ」「アキハバラ・エレクトリック・ショップ」「セーフティ・ミューヂック」の5巻をリリースした後、96年にリリースされたのが本作である6th「テクノカラー」です。
既に彼らなりのスタイルを確立していた本作では、パロディ精神はそのままにそれをオリジナルソングとして昇華しようという意識が見え隠れしているように思えます。「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」や「ドゥドゥドゥデダーダーダー」のような2つの曲のマッシュアップ的作品の完成度もさることながら、「テクノカラー」や「気まぐれマシーン」といったオリジナルソングも典型的なテクノポップとして十分に楽しめるクオリティを誇っています。また「クール・バトルス」や「DADA」といった陰のある楽曲のシンセ音色も聞き逃せません。特徴としてボイス変調の多用が目立ちますが、現在のAuto Tune的なエフェクトではなく、あくまでロボ声にこだわる姿勢はまさにフリークならではでしょう(当時は声の変調としてはそれしかなかったのでしょうが・・)。また、彼らの楽曲にはCOOLさというよりは楽しさ、明るさというものが感じられるのが良いところです。そこにテクノポップへのただならぬ愛情が込められているような気がしてなりません。
現在は10年程の活動休止の後、長年の沈黙を破りホタテクノレーベルを立ち上げ、東京中野のテクノ系専門ショップMECANOにおいて委託販売で、過去の音源や新譜をリリース中です。そこでしか手に入らないので興味のある方で東京へ行かれた際には是非中野まで。
<Favorite Songs>
・「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」
これはスゴイ。Kraftwerk「Sex Object」と「蒲田行進曲」の今風でいうとマッシュアップ?っていうんですか。全く違和感ないです。ラストも余りにくだらなさ過ぎてその思い切りに完敗ですw
・「クール・バトルス」
前曲と打って変わって非常にCOOLなテクノインスト。ランダムフレーズとアナログシンセが大活躍の電子音リズムが、この時代にあって非常に新鮮であったのを覚えています。シンセコーラスもまさにテクノポップ(Kraftwerk)的です。
・「ホーチミン・ピープル」
前曲以上に即興的なインストで、耳が痛いほどのレゾナンスが大活躍しています。デジタルスは親しみやすいメロディを生かしたヴォーカル曲にも定評がありますが、こうしたインストで実験性を見せることができるところがダテにフォロワーしていないぞといったところでしょうか。
<評点>
・サウンド ★★★ (パロディとはいえその電子音は細部に行き届いている)
・メロディ ★★ (テクノフォーマットに則ったメロディであるが・・)
・リズム ★★★ (シンセドラムを駆使したリズムは楽しいの一言)
・曲構成 ★★★★ (16曲の大作であるが、山あり谷ありで飽きさせない)
・個性 ★★★★ (テクノポップパロディとしては他の追随を許さない)
総合評点: 8点
デジタルス

<members>
モリヤヴィッチ.T:vocal・synthesizer & computer programming
サルバドール大塚:vocal・synthesizer & computer programming
マユミ:vocal
1.「シリコンラヴ」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
2.「テクノカラー」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
3.「インターフェイス」 詞・曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
4.「ロックン・ロボール」 詞:Foo Hayato 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
5.「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」
詞:堀内敬三 曲:Rudolf Friml 編:デジタルス
6.「クール・バトルス」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
7.「ホーチミン・ピープル」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
8.「ドゥドゥドゥデダーダーダー」
詞:Sting(訳詞:湯川れい子) 曲:Sting・TRIO 編:デジタルス
9.「デジタルス賛歌」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
10.「ロボットツイスト」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
11.「気まぐれマシーン」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
12.「ファンタジーラボ」 曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
13.「電気掃除機」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
14.「DADA」 曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
15.「コミュニケーション」 詞・曲:サルバドール大塚 編:デジタルス
16.「テクノポップ・ドリームス」 詞・曲:モリヤヴィッチ.T 編:デジタルス
produced by モリヤヴィッチ.T
engineered by デジタルス
●恐ろしいまでのテクノポップパロディ!北海道で培われたアマチュアテクノ精神の権化的問題作
70年代末から急速に広まったテクノポップというジャンルは非常に多くの子供達に影響を与えたわけで、90年代に入るとフォロワーが数少ないながらも芽を出してきました。しかし時代はデトロイトテクノに端を発するクラブ系のTECHNOが急速に勢力を伸ばしていた時代だったので、純粋なテクノポップフォロワー達は時代遅れの音として辛酸を舐めていたのです。そのような時代にも北海道オホーツク地方でテクノポップのパロディにいそしんでいる特異なグループが存在しました。それが本作をリリースしたデジタルスです。当時は渋谷dp-1でのカセット販売でリリースされた音源でしか耳にすることができませんでしたが、そのわかりやすいがコミカルなセンスを感じさせるKraftwerkやDEVO等のパロディソングの数々は至ってホームメイドではあるものの、親しみやすい作品でした。当時活発にカセットリリースを繰り返し、「デ・ジ・タ・ル」「セラミックス」「ホップ・ステップ・テクノポップ」「アキハバラ・エレクトリック・ショップ」「セーフティ・ミューヂック」の5巻をリリースした後、96年にリリースされたのが本作である6th「テクノカラー」です。
既に彼らなりのスタイルを確立していた本作では、パロディ精神はそのままにそれをオリジナルソングとして昇華しようという意識が見え隠れしているように思えます。「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」や「ドゥドゥドゥデダーダーダー」のような2つの曲のマッシュアップ的作品の完成度もさることながら、「テクノカラー」や「気まぐれマシーン」といったオリジナルソングも典型的なテクノポップとして十分に楽しめるクオリティを誇っています。また「クール・バトルス」や「DADA」といった陰のある楽曲のシンセ音色も聞き逃せません。特徴としてボイス変調の多用が目立ちますが、現在のAuto Tune的なエフェクトではなく、あくまでロボ声にこだわる姿勢はまさにフリークならではでしょう(当時は声の変調としてはそれしかなかったのでしょうが・・)。また、彼らの楽曲にはCOOLさというよりは楽しさ、明るさというものが感じられるのが良いところです。そこにテクノポップへのただならぬ愛情が込められているような気がしてなりません。
現在は10年程の活動休止の後、長年の沈黙を破りホタテクノレーベルを立ち上げ、東京中野のテクノ系専門ショップMECANOにおいて委託販売で、過去の音源や新譜をリリース中です。そこでしか手に入らないので興味のある方で東京へ行かれた際には是非中野まで。
<Favorite Songs>
・「オブジェクト行進曲〜ボインもむチャック君(予告編)」
これはスゴイ。Kraftwerk「Sex Object」と「蒲田行進曲」の今風でいうとマッシュアップ?っていうんですか。全く違和感ないです。ラストも余りにくだらなさ過ぎてその思い切りに完敗ですw
・「クール・バトルス」
前曲と打って変わって非常にCOOLなテクノインスト。ランダムフレーズとアナログシンセが大活躍の電子音リズムが、この時代にあって非常に新鮮であったのを覚えています。シンセコーラスもまさにテクノポップ(Kraftwerk)的です。
・「ホーチミン・ピープル」
前曲以上に即興的なインストで、耳が痛いほどのレゾナンスが大活躍しています。デジタルスは親しみやすいメロディを生かしたヴォーカル曲にも定評がありますが、こうしたインストで実験性を見せることができるところがダテにフォロワーしていないぞといったところでしょうか。
<評点>
・サウンド ★★★ (パロディとはいえその電子音は細部に行き届いている)
・メロディ ★★ (テクノフォーマットに則ったメロディであるが・・)
・リズム ★★★ (シンセドラムを駆使したリズムは楽しいの一言)
・曲構成 ★★★★ (16曲の大作であるが、山あり谷ありで飽きさせない)
・個性 ★★★★ (テクノポップパロディとしては他の追随を許さない)
総合評点: 8点
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
コメント
面白そう!!!
北海道でこんな方たちが頑張っていたんですね〜。検索したら「ロボットツイスト」をご本人がyoutubeにアップしてくださってました。いろいろ見たけど映像も面白いですね〜〜〜(笑)
No title
これからの活動も楽しみです♪
>hapihapiさん
hapihapiさんのすごい所は、すぐチェックを欠かさない好奇心の旺盛さです。ほんとレビュー冥利に尽きます。いつもありがとうございます。
>レコゲバさん
そのとおりで、これからの活動、オヤジトロニクスはまだ未聴ですが期待大ですね。しかしデジタルスに関してはレコゲバさんには常識的な話ばかりで恥ずかしい限りです・・・w
hapihapiさんのすごい所は、すぐチェックを欠かさない好奇心の旺盛さです。ほんとレビュー冥利に尽きます。いつもありがとうございます。
>レコゲバさん
そのとおりで、これからの活動、オヤジトロニクスはまだ未聴ですが期待大ですね。しかしデジタルスに関してはレコゲバさんには常識的な話ばかりで恥ずかしい限りです・・・w
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