「COMPLETE SAMPLES」 KEDGE
「COMPLETE SAMPLES」(1988 NECアベニュー)
KEDGE

<members>
杉本直子:vocals
冨田恵一:all instruments・computer & synthesizer programming
1.「Chime」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
2.「メリーゴーランド」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
3.「It's So Easy」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
4.「ソステヌート (Sosutenuto)」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
5.「Rolling Like A Heaven」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
6.「ロンド」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
7.「不思議な侵入者」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
8.「Narcisse」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
9.「Gate To The Mood」 曲・編:冨田恵一
<support musician>
斉藤武志:drums
近藤ノリコ:chorus
鈴木祥子:chorus
土田ノブコ:chorus
Antoine Laurent:naration
佐藤美奈子:naration
中西長谷雄:computer & synthesizer programming
produced by 牛島正人
sound produced by 冨田恵一
co-sound produced by 中西長谷雄
mixing engineered by 吉田俊之
recording engineered by 吉田俊之・永見竜生・中島昭彦
●欧州の香り漂うデジタル式ニューミュージック!天才冨田恵一のキャリア第1作
現在日本が誇る有数のアレンジャーとなった富田恵一がそのキャリアの第一歩を踏み出したことでも有名?なユニット、KEDGE。「緑野原座フライトプラネット」での名演が記憶に残るヴォーカリスト、杉本直子との男女ユニットですが、前身は現在も杉本が活動している東京たぬきで、1986年のオリジナルテープ音楽祭での最優秀賞をきっかけとしてKEDGEとして新興レコード会社であるNECアベニュー(当時は原田真二やクレヨン社、3デシリットルらが在籍)よりデビューしました。そのデビューアルバムが彼らの残した唯一の作品、「COMPLETE SAMPLES」です。
現在でこそ生楽器の打ち込みシミュレートの達人としての地位を確立している富田恵一ですが、キャリアを始めたばかりのこの作品では絵に描いたようなTECHNOLOGY感たっぷりの打ち込みPOPSです。しかしそこはやはりただものではなく、凝った楽曲に打ち込みで彩ったブラスやストリングスを巧みに操って、独特のヨーロピアンメルヘンな世界観を創り出しています。「メリーゴーランド」や「ソステヌート (Sosutenuto)」、「ロンド」といった静かながら凝った楽曲で聴かせると思えば、「Chime」や「不思議な侵入者」のような聴きやすいポップなナンバーも繰り出す、「Rolling Like A Heaven」や「Narcisse」のようなかっこよすぎる前衛ダンスミュージックも聴かせる、底の広さも感じさせます。また、特筆すべきは計算され尽くしたリズムトラックで、こうした部分でも現在の編曲術の一端を垣間見せていると言っても良いでしょう。そして、余り触れられませんが杉本直子の大人子供っぽい、非常にキュートな歌声がこのユニットの大切なカラーであることは言うまでもありません。この歌声でこの凝りに凝りまくったメロディを歌いこなしているのを聴くのが非常に楽しいアルバムです。機会があればぜひ復刻してもらいたい名盤です。
<Favorite Songs>
・「Rolling Like A Heaven」
KEDGEの底力を見せつけられる名曲。不穏なイントロからAメロ〜サビへの流れに無理はなく、不思議な雰囲気はそのままに、怒濤の間奏へ続きます。間奏のラップと打ち込みコラージュがすべてと言っても良いです。それにしてもこの小難しいメロディを良く歌えますね、杉本さんw
・「Chime」
カッティングギターと苛烈なシンセブラスが印象に残るイントロに始まり、マイナーなABメロからサビのメジャー転調が美しいアルバムスタートを飾る曲。間奏の印象からもわかるようにヨーロピアン感覚溢れる作風ですが、それは巧みに導入されるシンセストリングスによるところも大きいです。
・「不思議な侵入者」
緊張感のあるこのアルバムの中で、最も安心して聴くことができるポップナンバーです。癒し系とも言える歌声が心地よいのですが、間奏の畳みかけるシンセブラスの嵐も聞き所です。
<評点>
・サウンド ★★★★★ (聴けば分かるが1つ1つの音のこだわりが感じられる)
・メロディ ★★★★ (凝りまくったメロディは才能だが、頑張りすぎたか)
・リズム ★★★★★ (打ち込みリズムだがこの凝った楽曲に絶妙にマッチ)
・曲構成 ★★★ (もう少し多くの楽曲が聴きたかった意味を込めて)
・個性 ★★★★ (この世界観もありそうでなく1つの個性として認められる)
総合評点: 9点
KEDGE

<members>
杉本直子:vocals
冨田恵一:all instruments・computer & synthesizer programming
1.「Chime」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
2.「メリーゴーランド」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
3.「It's So Easy」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
4.「ソステヌート (Sosutenuto)」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
5.「Rolling Like A Heaven」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
6.「ロンド」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
7.「不思議な侵入者」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
8.「Narcisse」 詞:杉本直子 曲・編:冨田恵一
9.「Gate To The Mood」 曲・編:冨田恵一
<support musician>
斉藤武志:drums
近藤ノリコ:chorus
鈴木祥子:chorus
土田ノブコ:chorus
Antoine Laurent:naration
佐藤美奈子:naration
中西長谷雄:computer & synthesizer programming
produced by 牛島正人
sound produced by 冨田恵一
co-sound produced by 中西長谷雄
mixing engineered by 吉田俊之
recording engineered by 吉田俊之・永見竜生・中島昭彦
●欧州の香り漂うデジタル式ニューミュージック!天才冨田恵一のキャリア第1作
現在日本が誇る有数のアレンジャーとなった富田恵一がそのキャリアの第一歩を踏み出したことでも有名?なユニット、KEDGE。「緑野原座フライトプラネット」での名演が記憶に残るヴォーカリスト、杉本直子との男女ユニットですが、前身は現在も杉本が活動している東京たぬきで、1986年のオリジナルテープ音楽祭での最優秀賞をきっかけとしてKEDGEとして新興レコード会社であるNECアベニュー(当時は原田真二やクレヨン社、3デシリットルらが在籍)よりデビューしました。そのデビューアルバムが彼らの残した唯一の作品、「COMPLETE SAMPLES」です。
現在でこそ生楽器の打ち込みシミュレートの達人としての地位を確立している富田恵一ですが、キャリアを始めたばかりのこの作品では絵に描いたようなTECHNOLOGY感たっぷりの打ち込みPOPSです。しかしそこはやはりただものではなく、凝った楽曲に打ち込みで彩ったブラスやストリングスを巧みに操って、独特のヨーロピアンメルヘンな世界観を創り出しています。「メリーゴーランド」や「ソステヌート (Sosutenuto)」、「ロンド」といった静かながら凝った楽曲で聴かせると思えば、「Chime」や「不思議な侵入者」のような聴きやすいポップなナンバーも繰り出す、「Rolling Like A Heaven」や「Narcisse」のようなかっこよすぎる前衛ダンスミュージックも聴かせる、底の広さも感じさせます。また、特筆すべきは計算され尽くしたリズムトラックで、こうした部分でも現在の編曲術の一端を垣間見せていると言っても良いでしょう。そして、余り触れられませんが杉本直子の大人子供っぽい、非常にキュートな歌声がこのユニットの大切なカラーであることは言うまでもありません。この歌声でこの凝りに凝りまくったメロディを歌いこなしているのを聴くのが非常に楽しいアルバムです。機会があればぜひ復刻してもらいたい名盤です。
<Favorite Songs>
・「Rolling Like A Heaven」
KEDGEの底力を見せつけられる名曲。不穏なイントロからAメロ〜サビへの流れに無理はなく、不思議な雰囲気はそのままに、怒濤の間奏へ続きます。間奏のラップと打ち込みコラージュがすべてと言っても良いです。それにしてもこの小難しいメロディを良く歌えますね、杉本さんw
・「Chime」
カッティングギターと苛烈なシンセブラスが印象に残るイントロに始まり、マイナーなABメロからサビのメジャー転調が美しいアルバムスタートを飾る曲。間奏の印象からもわかるようにヨーロピアン感覚溢れる作風ですが、それは巧みに導入されるシンセストリングスによるところも大きいです。
・「不思議な侵入者」
緊張感のあるこのアルバムの中で、最も安心して聴くことができるポップナンバーです。癒し系とも言える歌声が心地よいのですが、間奏の畳みかけるシンセブラスの嵐も聞き所です。
<評点>
・サウンド ★★★★★ (聴けば分かるが1つ1つの音のこだわりが感じられる)
・メロディ ★★★★ (凝りまくったメロディは才能だが、頑張りすぎたか)
・リズム ★★★★★ (打ち込みリズムだがこの凝った楽曲に絶妙にマッチ)
・曲構成 ★★★ (もう少し多くの楽曲が聴きたかった意味を込めて)
・個性 ★★★★ (この世界観もありそうでなく1つの個性として認められる)
総合評点: 9点
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
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