「砂漠の熱帯魚」 鈴木トオル
「砂漠の熱帯魚」(1989 エピックソニー)
鈴木トオル:vocal・chorus・guitar solo・acousitic piano

1.「夜を泳いで」 詞:只野菜摘 曲:渡辺信平 編:Hilary Bercovici・Bobby Martin
2.「君が降りてくる時間」 詞:只野菜摘 曲・編:渡辺信平
3.「砂漠の熱帯魚」 詞:只野菜摘 曲:菅原弘明 編:DAHLIA
4.「想像デート」 詞:只野菜摘 曲:安部恭弘 編:DAHLIA
5.「街にあきた僕」 詞:只野菜摘 曲:成田忍 編:DAHLIA
6.「風の路」 詞:山田ひろし 曲・編:矢萩渉
7.「ひぐらし」 曲・編:日向大介
8.「エッシャー的恋愛」
詞:只野菜摘 曲:中崎英也 編:Hilary Bercovici・Bobby Martin
9.「paradiseへparade」 詞:山田ひろし・只野菜摘 曲:成田忍 編:DAHLIA
10.「避暑地が遠くなる」 詞:只野菜摘 曲・編:矢萩渉
Michael Sembello:guitar
武沢豊:guitar
成田忍 (DAHLIA):acoustic guitar・electric guitar・chorus arrangement
Jimmy Haslip:bass
沖山優司:bass
Whacho:drums
寺谷誠一:drums
Hilary bercovici:keyboard
菅原弘明 (DAHLIA):keyboard・computer programming・chorus arrangement
松浦晃久:keyboard・acoustic piano
渡辺信平:keyboard・computer programming・chorus arrangement
日向大介:Synclavier・chorus arrangement
八尋知洋:percussions
Richard Elliot:alto sax
Bobby Martin:tenor sax・brass arrangement
前田康美:chorus
片桐はいり:my car madam
最上三樹生:computer programming
秋葉淳:Synclavier system operate
矢萩渉:chorus arrangement
produced by 篠崎恵子・日向大介
co-produced by 鈴木トオル
mixing engineered by 太田安彦・日向大介
recording engineered by 太田安彦・日向大介・Hilary Bercovici
●ヴォーカルを最大限に生かした鮮やかなオーガニックサウンド!LOOK脱退後のソロデビュー盤
「シャイニンオン君が哀しい」で颯爽とデビュー、大ヒットとなったため、その後良質なポップソングを輩出した割にはいまいち一発屋と勘違いされている向きのあるLOOK。その特徴的なハスキー&ハイトーンヴォイスでバンドを牽引していた鈴木トオルがLOOKを脱退し、ソロとして新たな一歩を刻んだ記念碑的なアルバムがこの作品です。あのようなオシャレなPOPSバンド?から脱退してまで目指すとすれば、よりハードなロック的アプローチなのか(彼はギタリストでもある)、それともさらに純粋なヴォーカリストとしての道を歩むのか、その行方が注目されたわけですが、彼は後者を選び、そのスタイルは現在も崩れてはいません。
ソロとしてのデビュー作である本作は、ゆるいテンポでじっくりヴォーカルを聴かせるアルバムでありながら、再デビューということでサウンドにも気合いの入った好盤です。プロデュースがインテリアズの日向大介で、当時シンクラヴィアの所有者でもあった彼の指揮するハイファイな音(当時)がメリハリを効かせています。作編曲陣も、Hilary bercoviciらのNYミュージシャンから、元URBAN DANCEの成田忍が当時高橋幸宏系のプログラマーとしても活躍していた菅原弘明と組んだアレンジユニットDAHLIA、新進気鋭のシティポップスアーティスト渡辺信平、安全地帯の渋いギタリスト矢萩渉といった、玄人好みのメンバーで、それぞれの特徴を生かした良質のポップソングを生み出しています。特徴的なのは、1つ1つの音を大切にしているのがわかる丁寧な音の際立たせ方で、それがその落ち着いた楽曲の多いこの作品のクオリティをさらに押し上げています。また、サマーソング中心ではあるが、はじけた印象ではなく、涼しさを感じさせる癒し系の側面も持っているので、真夏の縁側で涼みながら聴くというシチュエーションも良いのではないでしょうか。
彼はその後はレコード会社も移籍し、さらにヴォーカル重視の作風になってしまい、TECHNOLOGYさは希薄になっていきますが、この作品は彼のヴォーカルを生かしながらクセのある大人のハイクオリティサウンドに支えられた避暑地ソングの名盤と言えるでしょう。
<Favorite Songs>
・「街にあきた僕」
この作品の中で最もテンポが速いポップソング(そんなに速くはないが)。オルガンベースの軽快なサウンドの中に無機質なシンセ音も散りばめるという成田&菅原の職人芸が楽しめます。リズム隊が沖山優司と寺谷誠一ということで、新生URBAN DANCEの演奏という点でも興味深い(一部のマニアにはだが)楽曲です。
・「夜を泳いで」
シングルカットされたいわゆるゴージャスな名曲。NY出身ミュージシャンをバックに得意のハイトーンヴォーカルで攻めます。この曲は非常にメロディが秀逸で、特にBメロなんかは鈴木トオルの声の特徴を生かしてメロディを作っているとしか思えないほどのハマリっぷりです。渡辺信平は期待されたシンガーソングライターだったのですが、余りパッとしなかったのが残念です。
・「風の路」
全くアクのない涼しげな雰囲気が漂う安全地帯の矢萩渉作品。ギターの音の粒も鮮やかにうっすらと入るシンセパッド、スチールドラムを模した音色にこれまた良いメロディ、というか鈴木のヴォーカルが楽曲を呼んでいるような感じもします。その声にメロディが集まってくるというか・・。それほどハマるメロディがこのアルバムには多いのです。
<評点>
・サウンド ★★★★ (あえてTECHNOLOGYを使ってのオーガニックさが巧み)
・メロディ ★★★★ (作家陣が歌手に生かされたという素晴らしいメロディ)
・リズム ★★ (実はリズムの音色も凝っているのだが)
・曲構成 ★★★ (コンセプト上ミディアムが多いがそれはそれで悪くない)
・個性 ★★★ (彼の声そのものが個性。それ以上何物でもない)
総合評点: 8点
鈴木トオル:vocal・chorus・guitar solo・acousitic piano

1.「夜を泳いで」 詞:只野菜摘 曲:渡辺信平 編:Hilary Bercovici・Bobby Martin
2.「君が降りてくる時間」 詞:只野菜摘 曲・編:渡辺信平
3.「砂漠の熱帯魚」 詞:只野菜摘 曲:菅原弘明 編:DAHLIA
4.「想像デート」 詞:只野菜摘 曲:安部恭弘 編:DAHLIA
5.「街にあきた僕」 詞:只野菜摘 曲:成田忍 編:DAHLIA
6.「風の路」 詞:山田ひろし 曲・編:矢萩渉
7.「ひぐらし」 曲・編:日向大介
8.「エッシャー的恋愛」
詞:只野菜摘 曲:中崎英也 編:Hilary Bercovici・Bobby Martin
9.「paradiseへparade」 詞:山田ひろし・只野菜摘 曲:成田忍 編:DAHLIA
10.「避暑地が遠くなる」 詞:只野菜摘 曲・編:矢萩渉
Michael Sembello:guitar
武沢豊:guitar
成田忍 (DAHLIA):acoustic guitar・electric guitar・chorus arrangement
Jimmy Haslip:bass
沖山優司:bass
Whacho:drums
寺谷誠一:drums
Hilary bercovici:keyboard
菅原弘明 (DAHLIA):keyboard・computer programming・chorus arrangement
松浦晃久:keyboard・acoustic piano
渡辺信平:keyboard・computer programming・chorus arrangement
日向大介:Synclavier・chorus arrangement
八尋知洋:percussions
Richard Elliot:alto sax
Bobby Martin:tenor sax・brass arrangement
前田康美:chorus
片桐はいり:my car madam
最上三樹生:computer programming
秋葉淳:Synclavier system operate
矢萩渉:chorus arrangement
produced by 篠崎恵子・日向大介
co-produced by 鈴木トオル
mixing engineered by 太田安彦・日向大介
recording engineered by 太田安彦・日向大介・Hilary Bercovici
●ヴォーカルを最大限に生かした鮮やかなオーガニックサウンド!LOOK脱退後のソロデビュー盤
「シャイニンオン君が哀しい」で颯爽とデビュー、大ヒットとなったため、その後良質なポップソングを輩出した割にはいまいち一発屋と勘違いされている向きのあるLOOK。その特徴的なハスキー&ハイトーンヴォイスでバンドを牽引していた鈴木トオルがLOOKを脱退し、ソロとして新たな一歩を刻んだ記念碑的なアルバムがこの作品です。あのようなオシャレなPOPSバンド?から脱退してまで目指すとすれば、よりハードなロック的アプローチなのか(彼はギタリストでもある)、それともさらに純粋なヴォーカリストとしての道を歩むのか、その行方が注目されたわけですが、彼は後者を選び、そのスタイルは現在も崩れてはいません。
ソロとしてのデビュー作である本作は、ゆるいテンポでじっくりヴォーカルを聴かせるアルバムでありながら、再デビューということでサウンドにも気合いの入った好盤です。プロデュースがインテリアズの日向大介で、当時シンクラヴィアの所有者でもあった彼の指揮するハイファイな音(当時)がメリハリを効かせています。作編曲陣も、Hilary bercoviciらのNYミュージシャンから、元URBAN DANCEの成田忍が当時高橋幸宏系のプログラマーとしても活躍していた菅原弘明と組んだアレンジユニットDAHLIA、新進気鋭のシティポップスアーティスト渡辺信平、安全地帯の渋いギタリスト矢萩渉といった、玄人好みのメンバーで、それぞれの特徴を生かした良質のポップソングを生み出しています。特徴的なのは、1つ1つの音を大切にしているのがわかる丁寧な音の際立たせ方で、それがその落ち着いた楽曲の多いこの作品のクオリティをさらに押し上げています。また、サマーソング中心ではあるが、はじけた印象ではなく、涼しさを感じさせる癒し系の側面も持っているので、真夏の縁側で涼みながら聴くというシチュエーションも良いのではないでしょうか。
彼はその後はレコード会社も移籍し、さらにヴォーカル重視の作風になってしまい、TECHNOLOGYさは希薄になっていきますが、この作品は彼のヴォーカルを生かしながらクセのある大人のハイクオリティサウンドに支えられた避暑地ソングの名盤と言えるでしょう。
<Favorite Songs>
・「街にあきた僕」
この作品の中で最もテンポが速いポップソング(そんなに速くはないが)。オルガンベースの軽快なサウンドの中に無機質なシンセ音も散りばめるという成田&菅原の職人芸が楽しめます。リズム隊が沖山優司と寺谷誠一ということで、新生URBAN DANCEの演奏という点でも興味深い(一部のマニアにはだが)楽曲です。
・「夜を泳いで」
シングルカットされたいわゆるゴージャスな名曲。NY出身ミュージシャンをバックに得意のハイトーンヴォーカルで攻めます。この曲は非常にメロディが秀逸で、特にBメロなんかは鈴木トオルの声の特徴を生かしてメロディを作っているとしか思えないほどのハマリっぷりです。渡辺信平は期待されたシンガーソングライターだったのですが、余りパッとしなかったのが残念です。
・「風の路」
全くアクのない涼しげな雰囲気が漂う安全地帯の矢萩渉作品。ギターの音の粒も鮮やかにうっすらと入るシンセパッド、スチールドラムを模した音色にこれまた良いメロディ、というか鈴木のヴォーカルが楽曲を呼んでいるような感じもします。その声にメロディが集まってくるというか・・。それほどハマるメロディがこのアルバムには多いのです。
<評点>
・サウンド ★★★★ (あえてTECHNOLOGYを使ってのオーガニックさが巧み)
・メロディ ★★★★ (作家陣が歌手に生かされたという素晴らしいメロディ)
・リズム ★★ (実はリズムの音色も凝っているのだが)
・曲構成 ★★★ (コンセプト上ミディアムが多いがそれはそれで悪くない)
・個性 ★★★ (彼の声そのものが個性。それ以上何物でもない)
総合評点: 8点
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テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
コメント
へ〜
鈴木さんもギタリストだったんですか〜?なんかイメージが全然違いました。声がハスキーでよく聞いていましたよ〜。このアルバムは残念ながら持っていませんでしたけど。without youなんかいいですよね〜。lookも好きでした。
LOOKでもよくギターを弾いていましたよ。
当時はLOOKなんて聴いてられるかって感じだったんですが、少し年齢を経ると、スルメのように味が出てきたというか・・・。
そういうことはよくありますよね。
ていうかそういうことの方が多いような気がします。
いつも再発見なんですねw
当時はLOOKなんて聴いてられるかって感じだったんですが、少し年齢を経ると、スルメのように味が出てきたというか・・・。
そういうことはよくありますよね。
ていうかそういうことの方が多いような気がします。
いつも再発見なんですねw
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