「CHEERFUL MONSTERS」 Instant Cytron
「The Far-out Sounds of CHEERFUL MONSTERS」 (1997 東芝EMI)
Instant Cytron

<members>
片岡知子:vocal・keyboard・glocken・tambourine・bells・synthesizer・windchime・chorus・scat・talk・strings arrangement
長瀬五郎:acoustic guitar・electric guitar・synthesizer programming・glocken・chorus・clap・talk
1.「I'm hip」 曲:田中知之・長瀬五郎 編:田中知之・Instant Cytron
2.「Walkin' in wonderland」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
3.「in the classroom」
詞:片岡知子 曲:田中知之・長瀬五郎 編:田中知之・Instant Cytron
4.「Magic pop lollipop」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
5.「My thing」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
6.「Adventure monsters」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
<support musician>
渡辺等:wood bass・electric bass
YOSHIE:drums・percussion
河合代介:piano・organ・celesta・Rhodes
山本拓夫:flute・piccolo
金原千恵子Strings:strings
Angel:vocals・chorus
Erica:vocals・chorus
Lisa:vocals・chorus
Louise:vocals・chorus
Shawn:vocals
Vincent:vocals
徳江豊:chorus・clap
山口一樹:chorus・talk
伊藤俊治:synthesizer programming
田中知之:samples・chorus・clap・talk
produced by Instant Cytron
engineered by 森岡徹也
● チップマンクスを採用した新境地!瑞々しいメロディは健在のメジャーデビュー後2ndミニアルバム
不朽の名盤「CHANGE THIS WORLD」でメジャーデビューを果たした片岡知子と長瀬五郎の男女デュオInstant Cytronは、ポスト渋谷系ともいうべき美メロとアコースティックな癒しサウンドにより爽やか路線を突っ走ると思われましたが、シングル「にじますの街角」「Summertime in the place」の連続リリース後、大胆に路線を変更し、2人の趣味性を隠すことなく前面に押し出した自由な作風を目指していきます。そこで生まれたのが6曲入りのミニアルバムである本作で、モンドでオシャレなサンプリングマスターとして名を馳せていたFantastic Plastic Machineの田中知之を迎え、さらに前作でも起用したチルドレンコーラス隊をフィーチャーするなど独自のおもちゃ箱POPSを展開、遂にはボイス変調のチップマンクスを導入するなど、彼ら自身の楽しさが伝わってくる作品となっています。
Instant Cytronのような男女デュオ構成のユニットは得てして女性はヴォーカルと作詞に専念し、男性がサウンド全体を支えるという傾向が強いものですが、彼らはひと味違います。ヴォーカルだけでもその繊細かつキュートで個性的なウィスパーボイスという武器を持ち合わせている片岡知子は、キーボードやグロッケンなどの楽器演奏に関わりながらストリングスアレンジをもこなす才能を発揮しており、作曲とギターを担当してセンスあふれるメロディセンスを発揮する長瀬五郎と遜色なく、才能ある一サウンドクリエイターとして両雄並び立つという関係性が見られ、それがこのユニットの強みともなっているように思えます。この作品がきっかけとなり、彼らは独自のハッピーなトイPOPSミュージックとも呼ぶべきポップサウンドを追求していくことになりますが、そのどこまでもメジャー調の幸福感豊かなメロディアスフレーズは不変であり、片岡の繊細な声質も相まって彼らの唯一無二の個性として現在でも評価され続けているのです。
<Favorite Songs>
・「Walkin' in wonderland」
スピード感のあるドライビングPOPSともいうべき典型的なポップナンバー。縦横無尽に活躍するオルガンのフレーズと滑らかなギターが程よく絡み合って非常に喉越しがよく感じられる楽曲です。
・「My thing」
本作中でも真っ正面から切り込むストレートなラブソング。片岡のキュートな声質とセンスあふれるストリングスフレーズが溶けあった夢見心地なミディアムバラードです。
<評点>
・サウンド ★★ (手を替え品を替えおもちゃ箱をひっくり返すかの様)
・メロディ ★★★★ (懐かしさと楽しさを同居させる優れたフレーズ)
・リズム ★★ (目新しさはないものの王道POPSのボトムを支える)
・曲構成 ★ (15分ほどの小作品であるが聴き足りない印象も)
・個性 ★★★ (路線変更後の初作品としてインパクトを与える)
総合評点: 7点
Instant Cytron

<members>
片岡知子:vocal・keyboard・glocken・tambourine・bells・synthesizer・windchime・chorus・scat・talk・strings arrangement
長瀬五郎:acoustic guitar・electric guitar・synthesizer programming・glocken・chorus・clap・talk
1.「I'm hip」 曲:田中知之・長瀬五郎 編:田中知之・Instant Cytron
2.「Walkin' in wonderland」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
3.「in the classroom」
詞:片岡知子 曲:田中知之・長瀬五郎 編:田中知之・Instant Cytron
4.「Magic pop lollipop」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
5.「My thing」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
6.「Adventure monsters」 詞:片岡知子 曲:長瀬五郎 編:Instant Cytron
<support musician>
渡辺等:wood bass・electric bass
YOSHIE:drums・percussion
河合代介:piano・organ・celesta・Rhodes
山本拓夫:flute・piccolo
金原千恵子Strings:strings
Angel:vocals・chorus
Erica:vocals・chorus
Lisa:vocals・chorus
Louise:vocals・chorus
Shawn:vocals
Vincent:vocals
徳江豊:chorus・clap
山口一樹:chorus・talk
伊藤俊治:synthesizer programming
田中知之:samples・chorus・clap・talk
produced by Instant Cytron
engineered by 森岡徹也
● チップマンクスを採用した新境地!瑞々しいメロディは健在のメジャーデビュー後2ndミニアルバム
不朽の名盤「CHANGE THIS WORLD」でメジャーデビューを果たした片岡知子と長瀬五郎の男女デュオInstant Cytronは、ポスト渋谷系ともいうべき美メロとアコースティックな癒しサウンドにより爽やか路線を突っ走ると思われましたが、シングル「にじますの街角」「Summertime in the place」の連続リリース後、大胆に路線を変更し、2人の趣味性を隠すことなく前面に押し出した自由な作風を目指していきます。そこで生まれたのが6曲入りのミニアルバムである本作で、モンドでオシャレなサンプリングマスターとして名を馳せていたFantastic Plastic Machineの田中知之を迎え、さらに前作でも起用したチルドレンコーラス隊をフィーチャーするなど独自のおもちゃ箱POPSを展開、遂にはボイス変調のチップマンクスを導入するなど、彼ら自身の楽しさが伝わってくる作品となっています。
Instant Cytronのような男女デュオ構成のユニットは得てして女性はヴォーカルと作詞に専念し、男性がサウンド全体を支えるという傾向が強いものですが、彼らはひと味違います。ヴォーカルだけでもその繊細かつキュートで個性的なウィスパーボイスという武器を持ち合わせている片岡知子は、キーボードやグロッケンなどの楽器演奏に関わりながらストリングスアレンジをもこなす才能を発揮しており、作曲とギターを担当してセンスあふれるメロディセンスを発揮する長瀬五郎と遜色なく、才能ある一サウンドクリエイターとして両雄並び立つという関係性が見られ、それがこのユニットの強みともなっているように思えます。この作品がきっかけとなり、彼らは独自のハッピーなトイPOPSミュージックとも呼ぶべきポップサウンドを追求していくことになりますが、そのどこまでもメジャー調の幸福感豊かなメロディアスフレーズは不変であり、片岡の繊細な声質も相まって彼らの唯一無二の個性として現在でも評価され続けているのです。
<Favorite Songs>
・「Walkin' in wonderland」
スピード感のあるドライビングPOPSともいうべき典型的なポップナンバー。縦横無尽に活躍するオルガンのフレーズと滑らかなギターが程よく絡み合って非常に喉越しがよく感じられる楽曲です。
・「My thing」
本作中でも真っ正面から切り込むストレートなラブソング。片岡のキュートな声質とセンスあふれるストリングスフレーズが溶けあった夢見心地なミディアムバラードです。
<評点>
・サウンド ★★ (手を替え品を替えおもちゃ箱をひっくり返すかの様)
・メロディ ★★★★ (懐かしさと楽しさを同居させる優れたフレーズ)
・リズム ★★ (目新しさはないものの王道POPSのボトムを支える)
・曲構成 ★ (15分ほどの小作品であるが聴き足りない印象も)
・個性 ★★★ (路線変更後の初作品としてインパクトを与える)
総合評点: 7点
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
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