「ARCHITECTURE & MORALITY」 O.M.D
「ARCHITECTURE & MORALITY」(1981 Virgin)
Orchestral Manoeuvres In The Dark

<members>
Paul Humphreys:vocals・synthesizers・piano・mellotron・percussion・electronic percussion・organ・rhythm programming・radios・melodica
Andrew McCluskey:vocals・synthesizers・mellotron・guitar・bass・rhythm programming・percussion・electronic percussion・reed horns・organ
Malcolm Holmes:drums・electronic percussion・percussion・bass synthesizer
Martin Cooper:sax
1.「THE NEW STONE AGE」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
2.「SHE'S LEAVING」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
3.「SOUVENIR」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
4.「SEALAND」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
5.「JOAN OF ARC」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
6.「JOAN OF ARC (MAD OF ORLEANS)」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
7.「ARCHITECTURE AND MORALITY」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
8.「GEORGIA」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
9.「THE BEGINNING AND THE END」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
<support musician>
Michael Douglas:synthesizers・piano・electronic organ
produced by Richard Manwaring・OMD・Mike Howlett
mixing engineered by Brian Tench
recording engineered by Richard Manwaring・Howard Gray
●メロトロンコーラスが大活躍!英国製家内制手工業サウンドのさらなる成長が感じられた名盤3rd
洋楽は余り詳しくないのでこのバンド(ユニット?)については詳しく知らないという前提でお話しします。Orchestral Manoeuvres In The DarkことOMDは英国テクノポップの雄として知られていると思います。しかし実際はテクノポップといえるほどピコピコしているわけでもないし、ポップなんですけどそれにしては実験的要素が多いような感じもします。特に初期とこの3rd、次作の「Duzzle Ship」までは。本作は彼らの代表作と言われているみたいですが、これは非常に英国臭い、しかも英国の田舎臭い(すみません誉め言葉ですw)楽曲が並んでいます。のどかです。牧歌的なんです。下手すると宗教的な匂いもします。ゆったり目の曲が多いし。気を抜くと眠くなるほどです。
とはいえそこは英国ニューウェーブ、サウンドは単純と思いきや不思議なコーラスやメロトロン(Lo-bitサンプラーの元祖:録音したテープをループさせた音を発する鍵盤。ストリングスやコーラスでよく使われた)を利用した不思議な音響が独自性を醸し出しています。また、色を出しているのがボーカル。メチャクチャ青臭い泣きのボーカルじゃないですか。余りに青臭くて笑っちゃうくらいです。
ただこれらの要素が合わさってなかなかの好盤になっていることは否めません。
<Favorite Songs>
・「SOUVENIR」
シングル曲その1。イントロのメロトロンから哀愁が漂います。しかもこのアルバムの中ではメロディ力が抜きんでています。いわゆる名曲というヤツですね。隙がなさ過ぎて冒険的でない感じもしますが、この楽曲はこれで良いでしょう。文句ありません。
・「JOAN OF ARC (MAD OF ORLEANS)」
イントロが不気味です。これでもかのメロトロンです。ていうか遊んでますね。あとこの人達ドラマーがいるのになぜか全部リズムマシンに聞こえますね。スネアが軽くてそう聞こえるのかもしれませんが。この曲もリズムが強調されているのにどこか軽いのです。
・「ARCHITECTURE AND MORALITY」
これはインダストリアルなリズムですね。このノイズは工場を表現しているのかな?1981年だからYMO「Technodelic」と同じ時期ということを考えますとなかなか画期的であるとも言えます。メロトロンにノイズを取り込んだのかな。とそんなのばかり気になるインスト曲です。
<評点>
・サウンド ★★★ (メロトロンはやはり味がありますね)
・メロディ ★ (SOUVENIRは良いのだが、全体的に単純過ぎる)
・リズム ★★ (この単調さがテクノポップと呼ばれるゆえんなのか)
・曲構成 ★ (ゆったり系が多すぎるような・・・狙いだとしても)
・個性 ★★ (ありそうでない、ポップなのに実験的な不思議感)
総合評点: 6点
Orchestral Manoeuvres In The Dark

<members>
Paul Humphreys:vocals・synthesizers・piano・mellotron・percussion・electronic percussion・organ・rhythm programming・radios・melodica
Andrew McCluskey:vocals・synthesizers・mellotron・guitar・bass・rhythm programming・percussion・electronic percussion・reed horns・organ
Malcolm Holmes:drums・electronic percussion・percussion・bass synthesizer
Martin Cooper:sax
1.「THE NEW STONE AGE」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
2.「SHE'S LEAVING」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
3.「SOUVENIR」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
4.「SEALAND」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
5.「JOAN OF ARC」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
6.「JOAN OF ARC (MAD OF ORLEANS)」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
7.「ARCHITECTURE AND MORALITY」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
8.「GEORGIA」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
9.「THE BEGINNING AND THE END」 Orchestral Manoeuvres In The Dark
<support musician>
Michael Douglas:synthesizers・piano・electronic organ
produced by Richard Manwaring・OMD・Mike Howlett
mixing engineered by Brian Tench
recording engineered by Richard Manwaring・Howard Gray
●メロトロンコーラスが大活躍!英国製家内制手工業サウンドのさらなる成長が感じられた名盤3rd
洋楽は余り詳しくないのでこのバンド(ユニット?)については詳しく知らないという前提でお話しします。Orchestral Manoeuvres In The DarkことOMDは英国テクノポップの雄として知られていると思います。しかし実際はテクノポップといえるほどピコピコしているわけでもないし、ポップなんですけどそれにしては実験的要素が多いような感じもします。特に初期とこの3rd、次作の「Duzzle Ship」までは。本作は彼らの代表作と言われているみたいですが、これは非常に英国臭い、しかも英国の田舎臭い(すみません誉め言葉ですw)楽曲が並んでいます。のどかです。牧歌的なんです。下手すると宗教的な匂いもします。ゆったり目の曲が多いし。気を抜くと眠くなるほどです。
とはいえそこは英国ニューウェーブ、サウンドは単純と思いきや不思議なコーラスやメロトロン(Lo-bitサンプラーの元祖:録音したテープをループさせた音を発する鍵盤。ストリングスやコーラスでよく使われた)を利用した不思議な音響が独自性を醸し出しています。また、色を出しているのがボーカル。メチャクチャ青臭い泣きのボーカルじゃないですか。余りに青臭くて笑っちゃうくらいです。
ただこれらの要素が合わさってなかなかの好盤になっていることは否めません。
<Favorite Songs>
・「SOUVENIR」
シングル曲その1。イントロのメロトロンから哀愁が漂います。しかもこのアルバムの中ではメロディ力が抜きんでています。いわゆる名曲というヤツですね。隙がなさ過ぎて冒険的でない感じもしますが、この楽曲はこれで良いでしょう。文句ありません。
・「JOAN OF ARC (MAD OF ORLEANS)」
イントロが不気味です。これでもかのメロトロンです。ていうか遊んでますね。あとこの人達ドラマーがいるのになぜか全部リズムマシンに聞こえますね。スネアが軽くてそう聞こえるのかもしれませんが。この曲もリズムが強調されているのにどこか軽いのです。
・「ARCHITECTURE AND MORALITY」
これはインダストリアルなリズムですね。このノイズは工場を表現しているのかな?1981年だからYMO「Technodelic」と同じ時期ということを考えますとなかなか画期的であるとも言えます。メロトロンにノイズを取り込んだのかな。とそんなのばかり気になるインスト曲です。
<評点>
・サウンド ★★★ (メロトロンはやはり味がありますね)
・メロディ ★ (SOUVENIRは良いのだが、全体的に単純過ぎる)
・リズム ★★ (この単調さがテクノポップと呼ばれるゆえんなのか)
・曲構成 ★ (ゆったり系が多すぎるような・・・狙いだとしても)
・個性 ★★ (ありそうでない、ポップなのに実験的な不思議感)
総合評点: 6点
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
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