「SOIL 未来の記憶」 SYOKO
「SOIL 未来の記憶」 (1986 東芝EMI)
SYOKO:voice

1.「Erewhon」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
2.「Criminal Shuffle」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
3.「Sphinx In The Night」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
4.「Magie」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
5.「Sunday Never Comes」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
6.「Sunset」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
<support musician>
久石譲:instruments
瀬川英史:Fairlight III・synthesizer programming
福岡保子:Fairlight III・synthesizer programming
produced by 宮部智彦
co-produced by 吉永多賀士
sound produced by 久石譲
mixing engineered by 梶 篤
recording engineered by 浜田純伸
● インダストリアル久石譲!硬質の打ち込みとインディーズの歌姫がコラボした問題作
退廃的かつ幻想的な音楽性を持つロックバンドG-Shumittは、カリスマ的な女性ヴォーカルSYOKOをフロントに押し出し、80年代のインディーズロックシーンを席巻しました。まだインディーズが自主制作の域を出ず、現在のように表舞台への登場が容易でない時代においても、その存在感は異彩を放っていました。そんなインディーズの歌姫とさえ呼ばれたSYOKOが86年にメジャーからリリースしたソロアルバムが本作です。G-Shumittのバンドサウンドとは打って変わって打ち込みを全面的に使用した陰鬱な楽曲は、彼女のイメージを大切にしながら実験的作風に挑戦しようとしていることがうかがえます。86年当時の先鋭的なサウンドが楽しめる小作品に仕上がっています。
SYOKOがソロを制作する上でタッグを組んだのが、「風の谷のナウシカ」で頭角を現した当時気鋭のサウンドクリエイター久石譲です。今でこそすっかり映画音楽の大御所の地位に収まっている彼ですが、当時はまだまだ若気の至りというか最新鋭の電子楽器を使用した機械的な音楽を試みていた時期で、中森明菜や菊池桃子のアルバム曲でも非常にテクノ度の高い作風で楽しませてくれます。そしてこのアルバムではほとんどのサウンドをFairlightCMIを利用したガチガチの打ち込みサウンドで彩っています。「動」の3曲では硬質な打ち込みによる実験的なインダストリアルサウンドで攻めまくり、「静」の3曲では、後世の彼の作風を思わせる叙情的なバラードでしっかりと落としどころを抑えています。6曲という曲数の少ない中でしっかりと物語を構築する、しかもSYOKOというアーティストのイメージを損なわずに実験性を持たせるプロデュース能力はさすが久石譲というところでしょう。今となっては聴くことのできない作風なので貴重な作品なはずなのですが、やはりマニアックなのかいまだ廃盤、CD化される気配はないようです。
<Favorite Songs>
・「Criminal Shuffle」
マシナリーなリズムと正確に刻む16分のサンプルベースが妙な切迫感を与える楽曲。SYOKOのイメージを損なわない退廃的な雰囲気が漂います。Fairlightのサンプル音色をこれでもかと使いまくった強烈なサンプラーサウンドで押し切るアレンジが当時の久石譲の裏の側面だったのです。
・「Magie」
ポエトリーリーディングをインダストリアルサウンドに乗せる実験的な楽曲。ノイズと機械的な打ち込みリズムの応酬が苛烈な印象を与えます。SYOKO自身の七変化する声をもサンプルに取り込み音の渦に巻き込む混沌さがいかにも80年代的な実験性を感じさせます。
<評点>
・サウンド ★★ (サンプラーを駆使した大胆かつ過激なインダストリアル)
・メロディ ★ (典型的なサウンド志向の作品なのでメロディは二の次)
・リズム ★★ (マシナリーに統一されたリズムは近未来すら感じる)
・曲構成 ★ (半分を占める静かなバラードがかなり退屈な出来)
・個性 ★ (実験していてもいつもの彼女なのでソロである必要は?)
総合評点: 6点
SYOKO:voice

1.「Erewhon」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
2.「Criminal Shuffle」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
3.「Sphinx In The Night」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
4.「Magie」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
5.「Sunday Never Comes」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
6.「Sunset」 詞:SYOKO 曲・編:久石譲
<support musician>
久石譲:instruments
瀬川英史:Fairlight III・synthesizer programming
福岡保子:Fairlight III・synthesizer programming
produced by 宮部智彦
co-produced by 吉永多賀士
sound produced by 久石譲
mixing engineered by 梶 篤
recording engineered by 浜田純伸
● インダストリアル久石譲!硬質の打ち込みとインディーズの歌姫がコラボした問題作
退廃的かつ幻想的な音楽性を持つロックバンドG-Shumittは、カリスマ的な女性ヴォーカルSYOKOをフロントに押し出し、80年代のインディーズロックシーンを席巻しました。まだインディーズが自主制作の域を出ず、現在のように表舞台への登場が容易でない時代においても、その存在感は異彩を放っていました。そんなインディーズの歌姫とさえ呼ばれたSYOKOが86年にメジャーからリリースしたソロアルバムが本作です。G-Shumittのバンドサウンドとは打って変わって打ち込みを全面的に使用した陰鬱な楽曲は、彼女のイメージを大切にしながら実験的作風に挑戦しようとしていることがうかがえます。86年当時の先鋭的なサウンドが楽しめる小作品に仕上がっています。
SYOKOがソロを制作する上でタッグを組んだのが、「風の谷のナウシカ」で頭角を現した当時気鋭のサウンドクリエイター久石譲です。今でこそすっかり映画音楽の大御所の地位に収まっている彼ですが、当時はまだまだ若気の至りというか最新鋭の電子楽器を使用した機械的な音楽を試みていた時期で、中森明菜や菊池桃子のアルバム曲でも非常にテクノ度の高い作風で楽しませてくれます。そしてこのアルバムではほとんどのサウンドをFairlightCMIを利用したガチガチの打ち込みサウンドで彩っています。「動」の3曲では硬質な打ち込みによる実験的なインダストリアルサウンドで攻めまくり、「静」の3曲では、後世の彼の作風を思わせる叙情的なバラードでしっかりと落としどころを抑えています。6曲という曲数の少ない中でしっかりと物語を構築する、しかもSYOKOというアーティストのイメージを損なわずに実験性を持たせるプロデュース能力はさすが久石譲というところでしょう。今となっては聴くことのできない作風なので貴重な作品なはずなのですが、やはりマニアックなのかいまだ廃盤、CD化される気配はないようです。
<Favorite Songs>
・「Criminal Shuffle」
マシナリーなリズムと正確に刻む16分のサンプルベースが妙な切迫感を与える楽曲。SYOKOのイメージを損なわない退廃的な雰囲気が漂います。Fairlightのサンプル音色をこれでもかと使いまくった強烈なサンプラーサウンドで押し切るアレンジが当時の久石譲の裏の側面だったのです。
・「Magie」
ポエトリーリーディングをインダストリアルサウンドに乗せる実験的な楽曲。ノイズと機械的な打ち込みリズムの応酬が苛烈な印象を与えます。SYOKO自身の七変化する声をもサンプルに取り込み音の渦に巻き込む混沌さがいかにも80年代的な実験性を感じさせます。
<評点>
・サウンド ★★ (サンプラーを駆使した大胆かつ過激なインダストリアル)
・メロディ ★ (典型的なサウンド志向の作品なのでメロディは二の次)
・リズム ★★ (マシナリーに統一されたリズムは近未来すら感じる)
・曲構成 ★ (半分を占める静かなバラードがかなり退屈な出来)
・個性 ★ (実験していてもいつもの彼女なのでソロである必要は?)
総合評点: 6点
![]() | SOIL 未来の記憶 (2012/01/25) SYOKO 商品詳細を見る |
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
コメント
祝・CD化!
CD化されましたね!コンテンツマッチでしっかりamazonのアフィリでてますw
Re: 祝・CD化!
このCD化は待ってました。
こうした初CD化というのを今後もどんどんやってもらいたいですね!
こうした初CD化というのを今後もどんどんやってもらいたいですね!
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