「Jade」 森岡賢
「Jade」(2005 FATE)
森岡賢:vocal・piano・computer programming

1.「Sorry I Can't Kill You」 曲・編:森岡賢
2.「EROTICO」 詞・曲・編:森岡賢
3.「Always Need Your Love」 詞:森岡賢・篠崎ヨシミ 曲・編:森岡賢
4.「LINDA」 詞・曲・編:森岡賢
5.「PULSE [ELECTRO DISCO]」 詞:森岡賢・DJ Craque 曲・編:森岡賢・S.T.S
6.「Crucified」 詞・曲:Army of Lovers 編:森岡賢・S.T.S
7.「No! Body」 曲・編:森岡賢
8.「Jade [New Grooming]」 詞:森岡賢・篠崎ヨシミ 曲・編:森岡賢
<support musician>
Yoko JK:vocal
古沢幸:vocal
森岡慶:guitar
S.T.S:computer programming
池田サトル:vocal rec & edit・instrument supportment
produced by 森岡賢
mixing engineered by 北城浩志
recording engineered by 幸田ヨシヒコ・森岡賢
● SOFT BALLETの貴公子が放つロマンティックエレポップの王道と呼ぶべきソロ史上最高傑作
いまやカリスマ的なテクノニューウェーブバンドとして語り継がれるSOFT BALLETのメンバーとしてその強烈なパフォーマンスでインパクトを残したシンセシスト兼ダンサー、森岡賢は、大御所作編曲家であった森岡賢一郎を親に持つ生粋のサラブレットです。遊佐未森のバックバンドであったソラミミ楽団や福原まりのバンドTENへの参加など実はSOFT BALLETでのデビューよりも先に各方面で活躍していましたが、SOFT BALLETで持ち前のポップセンスが光るダンサブルな楽曲と妖艶なダンスパフォーマンスでブレイク。95年のSOFT BALLET終了後はソロとして、多彩な音楽性をベースにしつつ一貫としてエレクトリックなダンスPOPSを生み出しています。そんな彼の今のところ最新ソロアルバムが本作です。
本作はSOFT BALLET時代のソロ作「Questions」や、かの香織とのコラボ「Plastic Flower」収録の歌モノオルタナティブな「JAPANESE」、クラブ的トランスなインストを集めた「ELECTRONICA」と比較すると、非常に歌モノとしてもシンセサウンド的にも充実した完成度を印象づけています。基本はもちろんダンサブルなエレクトリックミュージックですが、シーケンスのエッジは今まで以上に際立っていて、覚えやすいフレーズのリピートが得意な森岡楽曲をさらに引き立てているのがわかります。また、彼のルーツでもある80年代初頭のエレポップ、ニューロマンティクスのオマージュも忘れてないところも微笑ましく、「LINDA」なんかはZaine Griff「Figures」の影響がアリアリ。彼の良いところはそういう自身の影響を全く隠そうとしない潔さにあるのではないかと思います。そして最近では元GRASS VALLEYの出口雅之とエレポップユニットGentlemen Takes Polaroid(このユニット名も影響を隠さない潔さ!)を結成、今後の展開が待たれるところです。
<Favorite Songs>
・「EROTICO」
往年のSOFT BALLETのシングル曲を彷佛とさせるスピード感のあるダンサブルナンバー。単調かつトランシーなベースライン&シーケンスがかえって潔いです。遠藤遼一とは違うナルシスティックなヴォーカルも型にはまっててエレポップとの相性の良さがうかがえます。
・「Jade [New Grooming]」
これこそ森岡流ポップでエレクトロな楽曲。彼の曲ってハッピーな印象が多い気がするのは気のせいでしょうか。この楽曲なんかは大ヒットしてもおかしくないほどのキャッチーなメロディだと思うのですが・・・プロモーションとイメージって怖いですねw
<評点>
・サウンド ★★★ (彼は一貫として踊れるリズムにエッジの効いたシンセの人)
・メロディ ★★★ (元々ポップなメロディの書ける人なだけに本領発揮か)
・リズム ★ (クラブ系リズムとはいえやはり単調過ぎるきらいはある)
・曲構成 ★ (このクオリティであればもう少し曲が多くてもよかった)
・個性 ★★ (森岡色が出ているといえば出ているが匿名ではどうなるか)
総合評点: 7点
森岡賢:vocal・piano・computer programming

1.「Sorry I Can't Kill You」 曲・編:森岡賢
2.「EROTICO」 詞・曲・編:森岡賢
3.「Always Need Your Love」 詞:森岡賢・篠崎ヨシミ 曲・編:森岡賢
4.「LINDA」 詞・曲・編:森岡賢
5.「PULSE [ELECTRO DISCO]」 詞:森岡賢・DJ Craque 曲・編:森岡賢・S.T.S
6.「Crucified」 詞・曲:Army of Lovers 編:森岡賢・S.T.S
7.「No! Body」 曲・編:森岡賢
8.「Jade [New Grooming]」 詞:森岡賢・篠崎ヨシミ 曲・編:森岡賢
<support musician>
Yoko JK:vocal
古沢幸:vocal
森岡慶:guitar
S.T.S:computer programming
池田サトル:vocal rec & edit・instrument supportment
produced by 森岡賢
mixing engineered by 北城浩志
recording engineered by 幸田ヨシヒコ・森岡賢
● SOFT BALLETの貴公子が放つロマンティックエレポップの王道と呼ぶべきソロ史上最高傑作
いまやカリスマ的なテクノニューウェーブバンドとして語り継がれるSOFT BALLETのメンバーとしてその強烈なパフォーマンスでインパクトを残したシンセシスト兼ダンサー、森岡賢は、大御所作編曲家であった森岡賢一郎を親に持つ生粋のサラブレットです。遊佐未森のバックバンドであったソラミミ楽団や福原まりのバンドTENへの参加など実はSOFT BALLETでのデビューよりも先に各方面で活躍していましたが、SOFT BALLETで持ち前のポップセンスが光るダンサブルな楽曲と妖艶なダンスパフォーマンスでブレイク。95年のSOFT BALLET終了後はソロとして、多彩な音楽性をベースにしつつ一貫としてエレクトリックなダンスPOPSを生み出しています。そんな彼の今のところ最新ソロアルバムが本作です。
本作はSOFT BALLET時代のソロ作「Questions」や、かの香織とのコラボ「Plastic Flower」収録の歌モノオルタナティブな「JAPANESE」、クラブ的トランスなインストを集めた「ELECTRONICA」と比較すると、非常に歌モノとしてもシンセサウンド的にも充実した完成度を印象づけています。基本はもちろんダンサブルなエレクトリックミュージックですが、シーケンスのエッジは今まで以上に際立っていて、覚えやすいフレーズのリピートが得意な森岡楽曲をさらに引き立てているのがわかります。また、彼のルーツでもある80年代初頭のエレポップ、ニューロマンティクスのオマージュも忘れてないところも微笑ましく、「LINDA」なんかはZaine Griff「Figures」の影響がアリアリ。彼の良いところはそういう自身の影響を全く隠そうとしない潔さにあるのではないかと思います。そして最近では元GRASS VALLEYの出口雅之とエレポップユニットGentlemen Takes Polaroid(このユニット名も影響を隠さない潔さ!)を結成、今後の展開が待たれるところです。
<Favorite Songs>
・「EROTICO」
往年のSOFT BALLETのシングル曲を彷佛とさせるスピード感のあるダンサブルナンバー。単調かつトランシーなベースライン&シーケンスがかえって潔いです。遠藤遼一とは違うナルシスティックなヴォーカルも型にはまっててエレポップとの相性の良さがうかがえます。
・「Jade [New Grooming]」
これこそ森岡流ポップでエレクトロな楽曲。彼の曲ってハッピーな印象が多い気がするのは気のせいでしょうか。この楽曲なんかは大ヒットしてもおかしくないほどのキャッチーなメロディだと思うのですが・・・プロモーションとイメージって怖いですねw
<評点>
・サウンド ★★★ (彼は一貫として踊れるリズムにエッジの効いたシンセの人)
・メロディ ★★★ (元々ポップなメロディの書ける人なだけに本領発揮か)
・リズム ★ (クラブ系リズムとはいえやはり単調過ぎるきらいはある)
・曲構成 ★ (このクオリティであればもう少し曲が多くてもよかった)
・個性 ★★ (森岡色が出ているといえば出ているが匿名ではどうなるか)
総合評点: 7点
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
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