「TECHNODELIC」 YMO
「TECHNODELIC」 (1981 アルファ)
YMO

<members>
細野晴臣:all instruments・vocal
高橋幸宏:all instruments・vocal
坂本龍一:all instruments・vocal
1.「PURE JAM ジャム」 詞・曲:高橋幸宏 編:YMO
2.「NEUE TANZ 新舞踊」 詞・曲・編:YMO
3.「STAIRS 階段」 詞・曲:高橋幸宏 編:YMO
4.「SEOUL MUSIC 京城音楽」 詞:坂本龍一 曲:坂本龍一・高橋幸宏 編:YMO
5.「LIGHT IN DARKNESS 灯」 曲:高橋幸宏・坂本龍一 編:YMO
6.「TAISO 体操」 詞:坂本龍一 曲:坂本龍一・YMO 編:YMO
7.「GRADATED GREY 灰色の段階」 詞・曲:細野晴臣 編:YMO
8.「KEY 手掛かり」 詞・曲:細野晴臣・高橋幸宏 編:YMO
9.「PROLOGUE 前奏」 曲:坂本龍一 編:YMO
10.「EPILOGUE 後奏」 曲:坂本龍一 編:YMO
<support musician>
松武秀樹:technical assistance
produced by 細野晴臣・YMO
mixing engineered by YMO・小池光夫
recording engineered by 小池光夫
● うなるLMD-649!Emulator前夜の元祖サンプリングアルバム
もはやここでは語ることがおこがましいほど名の知られた世紀の名作なので、前置きは省きましょう。世界初のサンプリングを全面的に使用したアルバムと言われる本作は、その「使用した」事実というより「使用法のセンス」によって世界を驚かせたと言ってよいアルバムと言えるでしょう。東芝のエンジニアであった村田研治と天下のプログラマー松武秀樹が開発した自作サンプラーLMD-649を駆使したサンプリングサウンドは、前作「BGM」で目立っていたフランジャーがかった曇りガラスのようなサウンドと打って変わって、非常に分離の良いクリアな音を演出しています。日本全国にテクノポップブームを巻き起こし、「BGM」ではそのブームに終止符を打つかのような重厚なニューウェーブサウンドに進化したYMOの真骨頂といえるアルバムが本作なのです。
短いサンプリングタイムのためかサンプルは主にリズムトラック的に使われているが、実はここが大きなポイントで、相変わらずのジャストなリズム感覚を持つ高橋幸宏のドラミングと共に本作のサウンドがマシナリーな印象を受ける重要な要素になっています。本作にはYMOのアルバムで初めて「TECHNO」という単語を冠していますが、ブレイクした「Solid State Survivor」から「BGM」に至るまで電子音または電子音響寄りのサウンドであった彼らのサウンドが、サンプリングを駆使したマシナリーかつコラージュ的な作風に変化して初めて「TECHNO」としたところに、テクノポップ=機械的な音をちりばめたPOPS(あくまでシンセや電子音は1つの要素)というイメージを持たざるを得ないのです。そういった意味でもテクノポップ史上最重要作品というべき名盤として語り継がれていくべきでしょう。
<Favorite Songs>
・「PURE JAM ジャム」
イントロの輪唱コーラスから前作とは違うヒューマニズムを感じるオープニングナンバー。幸宏特有の気怠いヴォーカルから彼のソロ楽曲を思い起こさせるが、その妙にクリアなリズムトラックが当時は斬新で驚かされました。
・「NEUE TANZ 新舞踊」
その名の通り新しいダンスミュージックを想起させるサンプリング全開の重要楽曲。一斗缶を叩いた強烈なスネアと、これぞボイスサンプリングの典型ともいえるケチャのサンプル、ガムランの無機質なフレーズなどLMD-649を駆使した当時の新しいサウンドを聴くことができるとともに今も色あせません。しかし最も注目なのは細野の巧みなベースプレイでしょう。
・「KEY 手掛かり」
本作中最もポップなダンサブルチューン。特徴的なのはなんといってもそのベースラインで、容赦のないジャストな16分音符を巧みに抜き差ししたラインで攻めまくります。フィルインのメタリック音は当時はインパクトがありました。
<評点>
・サウンド ★★★★★(LMD-649の革新的サンプリングサウンドは今も色あせず)
・メロディ ★★★★ (前作の鬱憤を晴らすがごとく坂本の充実したメロが目立つ)
・リズム ★★★★★(サンプリング音をふんだんに使用したリズム音色は革命的)
・曲構成 ★★★★ (楽曲としてのインパクトは薄いがラスト名曲で締める)
・個性 ★★★★ (音楽性として最も充実の時期であるが個人主義も見え隠れ)
総合評点: 9点
YMO

<members>
細野晴臣:all instruments・vocal
高橋幸宏:all instruments・vocal
坂本龍一:all instruments・vocal
1.「PURE JAM ジャム」 詞・曲:高橋幸宏 編:YMO
2.「NEUE TANZ 新舞踊」 詞・曲・編:YMO
3.「STAIRS 階段」 詞・曲:高橋幸宏 編:YMO
4.「SEOUL MUSIC 京城音楽」 詞:坂本龍一 曲:坂本龍一・高橋幸宏 編:YMO
5.「LIGHT IN DARKNESS 灯」 曲:高橋幸宏・坂本龍一 編:YMO
6.「TAISO 体操」 詞:坂本龍一 曲:坂本龍一・YMO 編:YMO
7.「GRADATED GREY 灰色の段階」 詞・曲:細野晴臣 編:YMO
8.「KEY 手掛かり」 詞・曲:細野晴臣・高橋幸宏 編:YMO
9.「PROLOGUE 前奏」 曲:坂本龍一 編:YMO
10.「EPILOGUE 後奏」 曲:坂本龍一 編:YMO
<support musician>
松武秀樹:technical assistance
produced by 細野晴臣・YMO
mixing engineered by YMO・小池光夫
recording engineered by 小池光夫
● うなるLMD-649!Emulator前夜の元祖サンプリングアルバム
もはやここでは語ることがおこがましいほど名の知られた世紀の名作なので、前置きは省きましょう。世界初のサンプリングを全面的に使用したアルバムと言われる本作は、その「使用した」事実というより「使用法のセンス」によって世界を驚かせたと言ってよいアルバムと言えるでしょう。東芝のエンジニアであった村田研治と天下のプログラマー松武秀樹が開発した自作サンプラーLMD-649を駆使したサンプリングサウンドは、前作「BGM」で目立っていたフランジャーがかった曇りガラスのようなサウンドと打って変わって、非常に分離の良いクリアな音を演出しています。日本全国にテクノポップブームを巻き起こし、「BGM」ではそのブームに終止符を打つかのような重厚なニューウェーブサウンドに進化したYMOの真骨頂といえるアルバムが本作なのです。
短いサンプリングタイムのためかサンプルは主にリズムトラック的に使われているが、実はここが大きなポイントで、相変わらずのジャストなリズム感覚を持つ高橋幸宏のドラミングと共に本作のサウンドがマシナリーな印象を受ける重要な要素になっています。本作にはYMOのアルバムで初めて「TECHNO」という単語を冠していますが、ブレイクした「Solid State Survivor」から「BGM」に至るまで電子音または電子音響寄りのサウンドであった彼らのサウンドが、サンプリングを駆使したマシナリーかつコラージュ的な作風に変化して初めて「TECHNO」としたところに、テクノポップ=機械的な音をちりばめたPOPS(あくまでシンセや電子音は1つの要素)というイメージを持たざるを得ないのです。そういった意味でもテクノポップ史上最重要作品というべき名盤として語り継がれていくべきでしょう。
<Favorite Songs>
・「PURE JAM ジャム」
イントロの輪唱コーラスから前作とは違うヒューマニズムを感じるオープニングナンバー。幸宏特有の気怠いヴォーカルから彼のソロ楽曲を思い起こさせるが、その妙にクリアなリズムトラックが当時は斬新で驚かされました。
・「NEUE TANZ 新舞踊」
その名の通り新しいダンスミュージックを想起させるサンプリング全開の重要楽曲。一斗缶を叩いた強烈なスネアと、これぞボイスサンプリングの典型ともいえるケチャのサンプル、ガムランの無機質なフレーズなどLMD-649を駆使した当時の新しいサウンドを聴くことができるとともに今も色あせません。しかし最も注目なのは細野の巧みなベースプレイでしょう。
・「KEY 手掛かり」
本作中最もポップなダンサブルチューン。特徴的なのはなんといってもそのベースラインで、容赦のないジャストな16分音符を巧みに抜き差ししたラインで攻めまくります。フィルインのメタリック音は当時はインパクトがありました。
<評点>
・サウンド ★★★★★(LMD-649の革新的サンプリングサウンドは今も色あせず)
・メロディ ★★★★ (前作の鬱憤を晴らすがごとく坂本の充実したメロが目立つ)
・リズム ★★★★★(サンプリング音をふんだんに使用したリズム音色は革命的)
・曲構成 ★★★★ (楽曲としてのインパクトは薄いがラスト名曲で締める)
・個性 ★★★★ (音楽性として最も充実の時期であるが個人主義も見え隠れ)
総合評点: 9点
![]() | テクノデリック (2003/01/22) YMO 商品詳細を見る |
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
コメント
コメントの投稿
« 「銀の烏と小さな熊」 snow mobiles l Home l 「Glass Tube」 After Dinner »




