「GALAXY」 ROCKETS
「GALAXY」(1980 Rocketland)
ROCKETS

<members>
Christan Le Bartz:vocals
"Little" Gerard L'Her:bass・vocals
Alain Maratrat:guitars・keyboards・vocals
Fabrice Quagliotti:keyboards
Alain Groetzinger:drums・percussion
1.「GALACTICA」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
2.「MECANIC BIONIC」 Alain Groetzinger/Gerard L'Her
3.「SYNTHETIC MAN」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
4.「ONE MORE MISSION」 Gerard L'Her
5.「UNIVERSAL BAND」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
6.「PROPHECY」 Alain Maratrat
7.「IN THE BLACK HOLE」 Gerard L'Her
8.「IN THE GALAXY」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
9.「MEDLEY」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
produced by Claude Lemoine
●銀塗りスキンヘッドの宇宙人が織りなす壮大なファンタジー!これぞSFロックの決定盤
フランス出身でイタリア等でカルトな人気を博した異質スペースロックバンド、ROCKETS。世紀末救世主伝説なコスチュームに身を包み、全身銀塗りしかもスキンヘッドという出で立ちは、70年代後半から80年代前半までのニューウェーブ勃興~全盛期にあって、当時のリスナーは度肝を抜かれたことと思います。そんな奇抜なルックスであったのですが、そのサウンドはというと、これがプログレを基調としたシンセロックといった印象。いわゆる「スペイシーロック」という言葉がこれほど似合うバンドもないでしょう。非常にシンセ度が高くロボットボイスも多用するTECHNOLOGY好きするサウンドにもかかわらず、あくまでシンセ音はバンドサウンドの中の一部であるのが特徴なのです。
本作はROCKETSの4thアルバムで、前作「Plasteroid」で顕著になった実験的かつスペイシーなフューチャーロックをさらに推し進め、非常にコンセプチュアルにまとめられた作品になっています。バンドの代表作となった「Galactica」や「Synthetic Man」のようなキャッチーなメロディが光る楽曲を中心に、「宇宙」をモチーフとした物語が楽曲を通して紡ぎ出されています。また、この4thにして「Universal Band」では初期のバンドサウンドへの回帰が見られたり、「Prophecy」以降はルーツであるプログレ的要素が強まった楽曲が並んでいることからも、次作以降のテクノニューウェーブ化への過渡期的な作品であると言えるでしょう。
<Favorite Songs>
・「GALACTICA」
ROCKETS全盛期の代表曲で、ボコーダーやハーモナイザーで変調されたボイスと剥き出しのシンセ音がスペーシーなロックサウンドを聴かせてくれます。一聴するとテクノポップのように感じられるが、根底にあるロック(プログレ)精神を感じさせる間奏のキーボードソロが実に良いのです。
・「SYNTHETIC MAN」
タイトルからしていかにもテクノな楽曲。単純フレーズのシンセリフにボコーダーボイスが絡む典型的なテクノサウンドで、シンセが目立ちつつもバンドサウンドが中心なROCKETSにあって、よりシンセ度の高い楽曲となっています。メロディがひたすら繰り返しな感じであるが、これが徐々にクセになります。
・「UNIVERSAL BAND」
本作品中最も巷のロックサウンドに近い楽曲。乾いたドラムにギター中心のサウンドはまさに70年代のロックフォーマットに則った形ですが、イントロ等の歪んだシンセリフがしっかり未来感を演出しています。
<評点>
・サウンド ★★★★ (シンセ・ボコーダーなど電子音好き垂涎の内容で面白い)
・メロディ ★ (引っかかるメロディは少なく既に聴いたようなメロディが)
・リズム ★ (シモンズ導入以前で非常にロック色が強い乾いたリズム)
・曲構成 ★ (コンセプトはしっかりしているのに最後の曲が蛇足)
・個性 ★★★ (ありそうでない奇抜なルックスは30年早かった)
総合評点: 6点
なんと銀塗り時代のBOXセット(7枚組)が出ています。
ROCKETS

<members>
Christan Le Bartz:vocals
"Little" Gerard L'Her:bass・vocals
Alain Maratrat:guitars・keyboards・vocals
Fabrice Quagliotti:keyboards
Alain Groetzinger:drums・percussion
1.「GALACTICA」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
2.「MECANIC BIONIC」 Alain Groetzinger/Gerard L'Her
3.「SYNTHETIC MAN」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
4.「ONE MORE MISSION」 Gerard L'Her
5.「UNIVERSAL BAND」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
6.「PROPHECY」 Alain Maratrat
7.「IN THE BLACK HOLE」 Gerard L'Her
8.「IN THE GALAXY」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
9.「MEDLEY」 Alain Maratrat/Gerard L'Her
produced by Claude Lemoine
●銀塗りスキンヘッドの宇宙人が織りなす壮大なファンタジー!これぞSFロックの決定盤
フランス出身でイタリア等でカルトな人気を博した異質スペースロックバンド、ROCKETS。世紀末救世主伝説なコスチュームに身を包み、全身銀塗りしかもスキンヘッドという出で立ちは、70年代後半から80年代前半までのニューウェーブ勃興~全盛期にあって、当時のリスナーは度肝を抜かれたことと思います。そんな奇抜なルックスであったのですが、そのサウンドはというと、これがプログレを基調としたシンセロックといった印象。いわゆる「スペイシーロック」という言葉がこれほど似合うバンドもないでしょう。非常にシンセ度が高くロボットボイスも多用するTECHNOLOGY好きするサウンドにもかかわらず、あくまでシンセ音はバンドサウンドの中の一部であるのが特徴なのです。
本作はROCKETSの4thアルバムで、前作「Plasteroid」で顕著になった実験的かつスペイシーなフューチャーロックをさらに推し進め、非常にコンセプチュアルにまとめられた作品になっています。バンドの代表作となった「Galactica」や「Synthetic Man」のようなキャッチーなメロディが光る楽曲を中心に、「宇宙」をモチーフとした物語が楽曲を通して紡ぎ出されています。また、この4thにして「Universal Band」では初期のバンドサウンドへの回帰が見られたり、「Prophecy」以降はルーツであるプログレ的要素が強まった楽曲が並んでいることからも、次作以降のテクノニューウェーブ化への過渡期的な作品であると言えるでしょう。
<Favorite Songs>
・「GALACTICA」
ROCKETS全盛期の代表曲で、ボコーダーやハーモナイザーで変調されたボイスと剥き出しのシンセ音がスペーシーなロックサウンドを聴かせてくれます。一聴するとテクノポップのように感じられるが、根底にあるロック(プログレ)精神を感じさせる間奏のキーボードソロが実に良いのです。
・「SYNTHETIC MAN」
タイトルからしていかにもテクノな楽曲。単純フレーズのシンセリフにボコーダーボイスが絡む典型的なテクノサウンドで、シンセが目立ちつつもバンドサウンドが中心なROCKETSにあって、よりシンセ度の高い楽曲となっています。メロディがひたすら繰り返しな感じであるが、これが徐々にクセになります。
・「UNIVERSAL BAND」
本作品中最も巷のロックサウンドに近い楽曲。乾いたドラムにギター中心のサウンドはまさに70年代のロックフォーマットに則った形ですが、イントロ等の歪んだシンセリフがしっかり未来感を演出しています。
<評点>
・サウンド ★★★★ (シンセ・ボコーダーなど電子音好き垂涎の内容で面白い)
・メロディ ★ (引っかかるメロディは少なく既に聴いたようなメロディが)
・リズム ★ (シモンズ導入以前で非常にロック色が強い乾いたリズム)
・曲構成 ★ (コンセプトはしっかりしているのに最後の曲が蛇足)
・個性 ★★★ (ありそうでない奇抜なルックスは30年早かった)
総合評点: 6点
なんと銀塗り時代のBOXセット(7枚組)が出ています。
テーマ : 本日のCD・レコード - ジャンル : 音楽
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